昔はカレーサイトだったんです。
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【3/30】虞美人草よんでる
朝:バターロール、コンソメスープ、スクランブルエッグ
昼:サンドイッチ、コンソメスープ
夜:カニクリームコロッケと豚のしょうが焼きプレート、チョコケーキ

・昼の間はカリカリお仕事をして、夜からはチャンピオンの打ち合わせ。今日は議題が多かったのでガッツリ6時間くらいやって滅茶苦茶疲れた……。

・議題が多い=時間がかかる=脳が疲れる=甘いモノを摂取してしまう、なので、ダイエット的にもよろしくない。

・帰りの電車の中で夏目漱石の「虞美人草」読んでたんだけど、これ、なんか文章がスゴイな。

 紅を弥生に包む昼酣なるに、春を抽んずる紫の濃き一点を、天地の眠れるなかに、鮮かに滴したるがごとき女である。夢の世を夢よりも艶かに眺しむる黒髪を、乱るるなと畳める鬢の上には、玉虫貝を冴々と菫に刻んで、細き金脚にはっしと打ち込んでいる。静かなる昼の、遠き世に心を奪い去らんとするを、黒き眸のさと動けば、見る人は、あなやと我に帰る。半滴のひろがりに、一瞬の短かきを偸んで、疾風の威を作すは、春にいて春を制する深き眼である。この瞳を遡のぼって、魔力の境を窮むるとき、桃源に骨を白うして、再び塵寰に帰るを得ず。ただの夢ではない。糢糊たる夢の大いなるうちに、燦たる一点の妖星が、死ぬるまで我を見よと、紫色の、眉近く逼るのである。女は紫色の着物を着ている。
 静かなる昼を、静かに栞を抽いて、箔に重き一巻を、女は膝の上に読む。


 こういうの、実は嫌いではない。なんだかカッコイイし、ここまで気取った文章を書かれると天晴という気持ちになる。でも、何を言ってるのか全然分からない。

・上のはたぶん「きれいなねーちゃんが本を読んでいる」だけだと思う。

・何となく趣味でぺらっと読む分には「すげええな漱石wwww」で読み流してそれでいいと思うんだけど、例えば中学、高校の読書感想文の課題でこれを与えられたり、もしくは大学のゼミの発表がこれになったりしたら、怒りの余り直ちに本を引き裂きそうである。

・しかし、夏目漱石は毎回なんかしらの文章上の挑戦をしているのかな。本当に何を言ってるのか分からないので読んでて困ってるんだけど、こういうチャレンジスピリッツ自体は好感が持てる……。

虞美人草
虞美人草
posted with amazlet at 16.03.31
(2012-09-27)
| 日記 | 10:55 | comments(4) | trackbacks(0) | このページのトップへ
>上のはたぶん「きれいなねーちゃんが本を読んでいる」だけだと思う。

菊地秀行先生の表現をずっと濃くした感じですね。なんか魔界から来た女みたい。
| お茶妖精 | 2016/03/31 12:51 PM |
全然方向性は違うけど、埴谷雄高の「死霊」が
日本語の文章なのにマジで何書いてんのか全然読み取れなくて
涙目になった記憶あるなあ
| tak | 2016/04/01 11:46 AM |
新聞連載だったんですよね。
次の展開が煮詰まってなかったから修辞的な表現で原稿を埋めて引き延ばしていた、という仮説を今思いついたんですけどどうでしょうか。
| 鰹 | 2016/04/03 12:08 AM |
>鰓さん
序盤からそうなので、それはないかなー
| かがみ | 2016/04/03 5:43 PM |
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