昔はカレーサイトだったんです。
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【12/15-16】三四郎つまらない
【12/16】

朝:パン、クリームシチュー
昼:担々麺
夜:プデチゲ

・昨日から凄まじく担々麺が食べたかったので、近所の中華料理屋に飛び込んでみる。見込み通り、ランチセットに担々麺(700円)があった。

・店名を忘れた(ググっても見つからない)ので、何の情報的価値もないことを書き連ねますが、ここのランチ担々麺は、担々麺+ライス+ザーサイ+杏仁豆腐でライスはお代わり自由なので、かなりお得感があり、大変およろしいと思います。600円の定食もあるし、最安値帯だと550円で丼(中華丼や青椒肉絲丼など)もあり、丼は大盛り無料だ。

・担々麺で飢えていた麻辣成分を補給したのだが、腹が空いている時に少し物を食べると余計に腹が空くようなもので、さらに麻辣成分が欲しくなったので夜はプデチゲを作った。重篤ソルティストが辛いの苦手なのに自己の欲望のままにプデチゲを作るのも甚だどうかと思ったけど、我欲が愛を打ち破った。美味しかったです。

・重篤ソルティストはつらそうに食べてました。美味しかったです。


【12/17】

朝:野菜炒め、味噌汁
昼:プデチゲの残りで雑炊
夜:しめじと塩鯖の炊き込みご飯、山芋の山葵漬け、吸い物

・「三四郎」読みました。つまんなかったです。

三四郎
三四郎
posted with amazlet at 15.12.17
(2012-09-27)


・よく言えば細かな心理描写の為された作品であり、悪く言えば地味すぎて何の話なんだか全然分からない。これが恋愛の話だと中盤頃になってようやく分かってびっくりした。おまえ、ぜんぜんヒロイン(?)に感情を傾ける描写なかったじゃん。なにいつの間にやら恋心を育んでんだよ。

・百歩譲って、そういうどうでもいい出会いとかから恋心が生まれてくるのがリアルだとしても、一方で、たまたま出会って記憶に残った人が、なんやかんやで次々知り合いとして繋がっていくご都合主義的展開にはリアルさがない。

・そして主人公の三四郎がうじうじ、うだうだしてばかりなので、読んでて全然面白くない。まあ、リアルで細やかな心理描写だとは思いますよ。あるよね、そういうの、理解できるよ、共感できないけど、みたいな。あれだ、ちょうどニセコイ読んでて楽に感じるのと同じ気持ちだ。理解はできるが、こちとら、この手のうだうだしてるやつには全く興味が持てないのだ。

・で、中盤までは本当に何の話なんだか全然分かんないので、読んでて苦痛しかない。こうしてみると、「坊っちゃん」も「こころ」も、ミステリー要素をまぶすことで読者の牽引力としていたのだなあ、と。ミステリー大事ですね。「坊っちゃん」は赴任先の教師の人間関係を紐解いていくところにミステリー要素があり、「こころ」は先生の過去の事件をミステリー要素としていた。それらの謎に対する興味関心が読者にページをめくる力を与えていたのだ(まあ「こころ」の謎も甚だどうでも良くて大した力にはなっていなかったのだが)。しかるに、「三四郎」には謎がない。どうでもいい青二才のどうでもいい日常がだらだらと綴られるだけで、まるで面白味のない描写が延々と続く。

・謎がないからダメだというわけではないけど(むしろ謎を用意してくれている「こころ」や「坊っちゃん」はサービス精神が旺盛というべきだろう)、その結果として面白くないもんな。

・あと、主人公がおそろしく薄味。例のキャラシートを埋めようとしたら、名前が小川三四郎、服装が学帽、あと、性格が低徊家、というくらいしか書くことができない。本当に個性のない、つまらないキャラクターだ。

・愛すべき馬鹿である与次郎だけは良かった。与次郎が勝手に馬鹿なことをして広野先生が迷惑しながらも「あいつは馬鹿だからしょうがないよね」って言って、与次郎も与次郎でひとしきり謝った後は翌日にはケロっとして馬鹿を続けてる辺りの描写だけ非常に面白かった。このセンスを全体的に発揮してくれたら面白いと思うんだが、それだと坊っちゃんと同じか。

・他の恋愛描写とかはほぼ全くどうでもいい。さすがに主人公の失恋が明らかになる終盤だけは多少興味を惹かれたが、それまでは感情の描き方が淡すぎてちっとも感情移入できない。あるんだかないんだか分からないような主人公の恋愛感情にどうして読者が感情移入できるものか。

・そんな全くどうでもいい恋愛要素が、この270ページもある物語のテーマなんだから、そりゃつまらんわな。

・この恐るべき薄味スープに比べれば、「こころ」の方は、私には大して興味のない恋愛がメインテーマでありながらも、もう少し登場人物の感情の機微が描かれていて、事件性もあって、面白味があった。三四郎が面白い、という人は、ちょっと感性がお上品すぎるんではなかろうか。確かによく書けてると思うところもあるが、あまりに地味すぎる。「オッ! この水、0.1グラムのコンソメが入ってますね〜〜。微かに感じるコンソメ味が上品で素晴らしいですなあ!!」みたいな。

・私はもっとこう、チェーンソーがゾンビの顔面を両断して血がスプリンクラーのようにドバーッと溢れ出るような、ああいうのじゃないとダメだ。

・ところで、私は冗談で「夏目漱石の『三四郎』? ああ、柔道するやつね」とたびたび言ってきたのだが、本編で唐突に柔術家が出てきたのは「嘘から出た真!?」みたいな思いでビックリした。全く本筋に絡まなかったけど、あの柔術家は何のために出てきたんだ。三四郎も柔道しねえでやんの。


 ***

・パズドラのおはなし。



 闇と木の犬龍周回パ。過去たびたび訴えている「麒麟の肝は妨害耐性覚醒」を再び主張するために貼ってみる。お邪魔も暗闇も全て弾けるのでスラスラーっと周回できるぞ。

・……まあ、お邪魔を陣で処理して、暗闇もソニアグランの延長5秒パズルで対処してもいいんですけどね……。

・なお、調子に乗って同じメンツでデビルラッシュに行ったら、さすがに火力が足りなくてサタンを削りきれなかった……。
| パズドラ攻略メモ | 11:05 | comments(11) | trackbacks(0) | このページのトップへ
えっ、柔道しないんですか…!?
| ヌガー | 2015/12/17 11:11 AM |
それだと、サリンジャーの「ライ麦畑でつかまえて」とか読んだらいい苦行になりそうですね(笑)
攻殻機動隊でもネタにされてたので読んでみたのですが、中二病の主人公が延々自意識過剰な文句を言ってるだけで即挫折しました(^o^;

文学って難解ですね・・・
| ラダ | 2015/12/17 12:34 PM |
まぁわたしのかわいい、坊や。

「源氏物語」と「失われた時を求めて」の感想を書いてご覧よ。
| 鵜堂心太郎 | 2015/12/17 1:21 PM |
武者小路実篤とか説教くさいのも嫌いそう
| あ | 2015/12/17 5:55 PM |
個人的に漱石の恋愛小説で最高傑作と思っているのが、『それから』という作品なのですが、『三四郎』が苦行だと架神さんにはこれもキツいでしょうね。
『ニセコイ』の主人公・楽を引き合いに出されていますが、それは確かにその通りで、漱石の恋愛小説における主人公のウジウジしている性格はちゃんと意味があるものなのですな。
漱石は学校を卒業後、四国と九州で教鞭を取るも、「一体俺が人生でやるべきことってなんだろう?」とずっと考えていました。政府に命ぜられイギリスに留学した際にその疑問への強迫観念は最高潮に達し、今で言う鬱病に罹り帰国しました。
その時に漱石が感じた「自分の中で何かが足りない感じ」は講演集『私の個人主義』で事細かに描写されています。それが『三四郎』『こころ』『それから』の様なウジウジした主人公像に繋がっている訳です。
漱石はその後に「他人主義ではなく、個人主義で生きること」に目覚めます。己のやりたいことを定め、他人の意見評価に関わらず自分の納得する道を究めるという生き方を見出しました。それは所謂日本における“近代的自我”の目醒めという奴で、森鷗外や二葉亭四迷も通った道です(鷗外の『舞姫』は学校で読みましたよね?あの主人公の行動が自分勝手なのと同様です)。フランスの哲人、サルトルの“アンガージュマン”に近いとも言えるかも知れません。
まぁ、当時の金銭的に余裕のあるエリートならではの悩みですね。現代は結構な人が金銭的に余裕がありますから、漱石のそういう思想に共感するのでしょう。私もそうです。
架神さんには言うまでもないでしょうが、数ある芸術作品の中には作者の思想や人生をある程度に理解・共有していないと意味が分からないものが沢山あります。だからこそ文学を研究する人間がいる訳で、「『三四郎』つまらなかった」と決めてしまうのも、勿論一つの感想としてアリですが、「じゃあこの主人公が体現していた思想・象徴は何なのか?」まで踏み込めば、文学ももっと面白く感じられるのかも知れませんね。『坊ちゃん』の様なエンタメ色が強い小説も勿論とても面白いですが。
尚、『三四郎』は漱石の作品の中でもトップクラスにウジウジしている小説です。最後に明確に個人主義に目醒める『それから』や、個人主義を通した果ての苦悩を描いた『行人』の様な作品の方が架神さんにはお勧めかも知れませんね。
以上、長文駄文失礼致しました。
| 民朗 | 2015/12/18 5:30 AM |
三四郎はそれから門を開いた。
| 偽black | 2015/12/18 11:39 AM |
自分が思い浮かぶスプラッタ小説代表がゴルゴタとブラッドバスですね。
ゴルゴタはほぼ完全なる報復のオマージュですが。

ゴルゴタは妻と義母と妻の中に居た胎児を殺された自衛隊特殊作戦群の主人公が、犯人の少年グループやら裁判官やら検察やら犯人を庇う警察やらを根こそぎにする話。
ブラッドバスは自衛隊特殊作戦群の主人公が中国の田舎を牛耳るマフィア相手にセガールする話です。
よかったら口直しにどうぞ。
| ハムェイ | 2015/12/18 5:42 PM |
かがみさんて作者の背景とか知ったこっちゃねーってスタンスだったと思うから、作者の知識前提のやつは合わないんじゃないですかね。

別に娯楽なんて全部が全部理解しなくても自分が楽しめるものを楽しめばそれでいいでしょうし。
| げきょ | 2015/12/18 8:26 PM |
ついに架神さんもBUSIN0に手を出しましたか
自分はBUSINシリーズも大好きなので語り合いたくなりますね

是非私と同じアウローラ教に入信しましょう
| TheDrake | 2015/12/18 8:51 PM |
その当時の一般読者が作者の背景にまで思考が及んで精読してるわけでもないんだし、知識前提ってことはないのでは
知っていたらより楽しめるというのはあるでしょうが

こち亀なんかも100年後にはこの話が載った時は作者にどんなことがあって~とか研究されるんでしょうね
| 装備だよ | 2015/12/19 1:41 AM |
柔道強いのは姿三四郎では?
| わし | 2015/12/20 10:24 AM |
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